ウクレレは手軽でいつでもどこでも演奏できる楽器ですが、
初心者の方は最初に何を練習すればいいかわからないことも多いと思います。
この記事では、ウクレレ初心者が最初に取り組むべき5つの練習方法を詳しく解説します。
正しい基礎を身につけることで、スムーズに上達することができますよ!
1. 正しい姿勢とウクレレの持ち方をマスターしよう

ウクレレを弾く際に最も重要なのは、正しい姿勢と楽器の持ち方です。
これができていないと、長時間の練習で疲れやすくなったり、音がうまく出なかったりする原因になります。
正しい姿勢
- 座って弾く場合
椅子に深く腰かけ、背筋を伸ばします。
ウクレレは体に軽く当てるように持ち、楽器のボディが胸に触れる程度の位置に置きます。
- 立って弾く場合
ストラップを使うと安定します。
ストラップがない場合は、右腕でウクレレを支えながら、左手でネックを軽く握ります。
ウクレレの持ち方
- 右手はボディの上に軽く乗せ、ストロークやピッキングを行います。
- 左手はネックを握りすぎず、親指はネックの裏側に軽く添えるようにします。
- 指板に触れる指先は、しっかりと弦を押さえることが大切です。
初心者がやりがちなミス
- ネックを強く握りすぎて手が疲れる。
- 姿勢が悪く、肩や首が凝る。
- ウクレレが体から離れすぎて、音が小さくなる。
正しい姿勢と持ち方をマスターすることで、長時間の練習でも疲れにくくなり、音もクリアに出せるようになります。
2. 基本コードを覚える:C、G、Am、Fから始めよう

ウクレレのコードはギターに比べて簡単で、初心者でもすぐに弾けるようになります。
まずは以下の4つの基本コードを覚えましょう。
Cコード
- 押さえる弦:3弦の1フレット(人差し指)
- 他の弦は開放弦(何も押さえない)で鳴らします
- 明るくてシンプルな音が特徴です
Gコード
- 押さえる弦:1弦の2フレット(中指)
- 2弦の3フレット(薬指)
- 3弦の2フレット(人差し指)
- 少し複雑ですが、練習すればすぐに慣れます
Amコード
- 押さえる弦:4弦の2フレット(人差し指)
- 他の弦は開放弦で鳴らします
- 暗めの響きが特徴で、Cコードと組み合わせて使うことが多いです
Fコード
- 押さえる弦:2弦の1フレット(人差し指)
- 4弦の2フレット(中指)
- 他の弦は開放弦で鳴らします
- CコードとFコードの組み合わせは、多くの曲で使われます
コードチェンジのコツ
最初はゆっくりと、一つ一つのコードを正確に押さえることを意識します。
コードチェンジがスムーズにできるよう、繰り返し練習しましょう。
メトロノームを使い、一定のテンポで練習するのも効果的です。
基本コードを覚えることで、多くの曲を弾けるようになります。
焦らず、一つずつマスターしていきましょう。
3. リズム感を養う!簡単なストロークパターンを練習

ウクレレの魅力の一つは、リズムを刻む楽しさです。
ストロークは、コードを弾く際のリズムパターンで、曲の雰囲気を大きく左右しますので練習しましょう。
基本的なストローク
基本的なストロークは以下の2つです。
- ダウンストローク:弦を上から下に弾く方法
- アップストローク:弦を下から上に弾く方法
これらを使ってリズムを刻んでいきましょう。
初心者向けの簡単なリズムパターン
4拍子の基本パターン
「ダウン、ダウン、ダウン、ダウン」と、4拍均等に弾きます。
メトロノームを使って、一定のテンポを保ちましょう。
ダウン&アップストロークの組み合わせ
「ダウン、アップ、ダウン、アップ」と、交互に弾きます。
アップストロークは軽く弾くことがコツです。
8ビートのリズムパターン
「ダウン、ダウンアップ、ダウン、ダウンアップ」と、少し複雑なリズムに挑戦します。
曲のノリを出すのに効果的です。
練習のコツ
- 最初はゆっくりとしたテンポで練習し、慣れてきたら少しずつ速くします
- ストロークの強弱をつけることで、リズムに表情が出ます
- 曲に合わせてストロークを練習すると、楽しみながら上達できます
- リズム感を養うことで、ウクレレの演奏がより楽しくなります!
4. 指の力を鍛える!フィンガートレーニング

ウクレレを弾くためには、指の力と柔軟性が必要です。
特に初心者は、指が思うように動かず、コードを押さえるのが難しいと感じることが多いと思います。
フィンガートレーニングを行うことで、指の動きがスムーズになり、コードチェンジも楽になります。
フィンガートレーニングの方法
1.単音練習
- 各弦の1フレットから順番に指を置いていき、単音で弾く練習をします。
1弦の1フレット(人差し指)、2フレット(中指)、3フレット(薬指)、4フレット(小指)と順番に弾きます。
2.クロマチック練習
- すべての弦で1フレットから4フレットまでを順番に弾く練習です。
1弦1フレット→2弦1フレット→3弦1フレット→4弦1フレット→1弦2フレット→…と続けます。
3.指の独立練習
- 各指を独立して動かす練習です。
人差し指で1フレット、中指で2フレット、薬指で3フレット、小指で4フレットを押さえ、それぞれの指を交互に動かします。
練習のコツ
- 最初はゆっくりとしたテンポで行い、正確な指の動きを意識します
- 毎日5〜10分程度の短い時間でも継続することで、指の力が徐々に付いてきます
- メトロノームを使い、一定のリズムで練習するのも効果的です
フィンガートレーニングを続けることで、指の動きがスムーズになり、コードチェンジやソロ演奏が楽になりますよ!
5. 簡単な曲で弾き語りに挑戦!実践的な練習を始めよう

ウクレレの基本をマスターしたら、次からは実際に曲を弾いてみましょう。
弾き語りはウクレレの大きな醍醐味です。
初心者向けのおすすめ曲
初心者でも簡単に弾くことができる曲を3曲ご紹介します。
是非、とっかかりの曲として活用してみてくださいね。
「幸せなら手をたたこう」
C、G、Fの3つのコードだけで弾ける、定番の曲です。
2. 「Let It Be」(The Beatles)
C、G、Am、Fのコード進行で弾ける、人気曲です。
3. 「ハナミズキ」(一青窈)
ゆっくりとしたテンポで、初心者にも挑戦しやすい曲です。
弾き語りのコツ
最初はコードチェンジが難しいかもしれませんが、ゆっくりと練習しましょう。
歌いながら弾くことに慣れるため、まずはコードだけを練習し、その後で歌を合わせます。
曲を通して練習することで、コードチェンジやリズム感が自然に身につきますよ。
弾き語りに挑戦することで、さらにウクレレの楽しさを実感できる様になるので頑張ってください!
まとめ

ウクレレ初心者が最初にやるべき5つの練習方法を紹介しました。
- 正しい姿勢と持ち方
- 基本コード
- ストローク
- フィンガートレーニング
- 弾き語り
この5つ挑戦することで、ウクレレの基礎をしっかりと身につけることができます。
焦らずに、一つずつ、ゆっくりと練習を積み重ねていきましょう。
それではウクレレの楽しさを存分に味わってください!