ウクレレを弾く上で欠かせない「フレット」の役割や使い方を徹底解説!
- フレットとは何か
- どうやって音程を決めるのかといった基本
- きれいな音を出すための押さえ方のコツ
- チョーキングやハンマリングといった応用テクニック
これらを初心者向けにわかりやすく紹介します。
フレットの仕組みを理解し、正しいテクニックを身につけることで、ウクレレの演奏がもっと楽しくなるはず。
フレットをマスターして、ウクレレの世界を広げましょう!
フレットとは?ウクレレの音程を決める重要なパーツ

ウクレレを弾く上で欠かせないパーツの一つが「フレット」です。
フレットとは、ウクレレのネック(弦が張られている細長い部分)に埋め込まれた金属の線のこと。
このフレットがあるおかげで、私たちは正確な音程を出すことができます。
フレットの役割
フレットの役割は、弦の長さを変えることで音の高さを調整することです。
例えば、何も押さえない状態(開放弦)で弾いたときの音と、1フレットを押さえたときの音は異なります。
フレットを押さえる位置が変わるごとに、音の高さが半音ずつ上がっていく仕組みです。
フレットの間隔は、ネックの根元に近づくほど狭くなります。
これは、音程が高くなるにつれて、音の変化を出すために必要な弦の長さが短くなるためです。
初心者の方は、まずこのフレットの仕組みを理解することが、ウクレレ上達の第一歩となります。
フレット番号の覚え方:指板上の音の位置をマスターする

フレット番号は、ネックの根元から順に1フレット、2フレット、3フレット……と数えます。
12フレットまで覚えると、1オクターブ上の音に戻るため、ここまでを目安に練習するのがおすすめです。
各弦の開放弦(何も押さえない状態)と、フレットを押さえたときの音の関係を覚えることが重要です。
例えば、標準的なハイGチューニングの場合、各弦の開放弦とフレットを押さえたときの音は以下のようになります。
ハイGチューニング
ウクレレの標準的なチューニング方法の一つで、4本の弦をそれぞれ特定の音に合わせることを指します。
このチューニングの特徴は、4弦のG(ソ)が他の弦よりも高い音になることです。
通常、弦楽器では低い音から高い音に向かって並びますが、ハイGチューニングでは4弦のGが1弦のAよりも高い音になります。
これが「ハイG」と呼ばれる理由です。
1弦(A弦)
- 開放弦は「A(ラ)」
- 1フレットは「A#(ラ#)」
- 2フレットは「B(シ)」
2弦(E弦)
- 開放弦は「E(ミ)」
- 1フレットは「F(ファ)」
- 2フレットは「F#(ファ#)」
3弦(C弦)
- 開放弦は「C(ド)」
- 1フレットは「C#(ド#)」
- 2フレットは「D(レ)」
4弦(G弦)
- 開放弦は「G(ソ)」
- 1フレットは「G#(ソ#)」
- 2フレットは「A(ラ)」
このように、フレットを押さえるごとに音が半音ずつ上がります。
初心者の方は、まず開放弦から5フレットまでの音を覚えることから始めましょう。
これだけで、簡単なメロディやコードを弾くことができます。
フレットを押さえるコツ:きれいな音を出すための基本テクニック

フレットを押さえるときのコツを覚えると、きれいな音が出せるようになります。
以下に、初心者が押さえておくべきポイントを紹介します。
指先でしっかり押さえる
フレットを押さえるときは、指の腹ではなく「指先」を使います。
指先で弦をしっかり押さえることで、音がビビらず、クリアな音が出ます。
フレットの近くを押さえる
フレットを押さえる位置は、フレットの真上ではなく、少し手前(ネックの根元側)がベストです。
これにより、少ない力でしっかりと音を出すことができます。
力を入れすぎない
初心者の方は、抑える時につい力を入れすぎてしまいがちです。
力を入れすぎると、手が疲れるだけでなく、音が歪んでしまうこともあります。
適度な力加減を心がけましょう。
指を立てる
弦を押さえるときは、指を立てるように意識します。
指が寝ていると、隣の弦に触れてしまい、音が鳴らなくなることがあります。
これらのコツを意識しながら、1フレットずつ練習してみましょう。
最初はうまくいかなくても、繰り返し練習することで必ず上達しますよ。
フレットを使った応用テクニック:チョーキングやハンマリングに挑戦

フレットを使った基本的なテクニックをマスターしたら、次は少し高度なテクニックに挑戦してみましょう。
ここでは、初心者でも挑戦しやすい
- 「チョーキング」
- 「ハンマリング」
この2つを紹介します。
チョーキング
チョーキングとは、弦を押さえた状態で指を上下に動かし、音程を変えるテクニックです。
例えば、2弦の3フレットを押さえて音を出した後、指を上に引っ張ることで音程を上げます。これにより、独特な表現が可能になります。
ハンマリング
ハンマリングは、弦を押さえずに音を出すテクニックです。
例えば、2弦の1フレットを押さえて音を出した後、同じ弦の3フレットを指で叩くように押さえます。これにより、スムーズな音のつながりが生まれます。
これらのテクニックは、最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで必ずできるようになります。
まずはゆっくりと動きを確認しながら、挑戦してみてください。
フレットについてまとめ

フレットは、ウクレレの音程を決める重要なパーツです。
フレットの役割を理解し、正しい押さえ方をマスターすることで、きれいな音を出すことができます。
さらに、フレットを使った応用テクニックを覚えると、演奏の幅が広がり、ウクレレをより楽しむことができます。
初心者の方は、焦らずに一つずつステップを踏んでいきましょう。
フレットの仕組みを理解し、練習を重ねることで、必ず上達します。
ぜひ、この記事を参考にしながら、ウクレレの魅力を存分に楽しんでください!